世界に浸れるインディーゲームの最新情報!「ヨカゼナイト 2023.04.06」

朝比奈 / Asahina

2023/04/07

2023/09/30

2023年4月6日、インディーゲームレーベル「ヨカゼ」が送る映像番組「ヨカゼナイト 2023.04.06」がYouTubeにてプレミア公開された。今回で2回目となる番組では、レーベルに参加しているインディーゲームの最新情報がひとまとめになって届けられた形だ。

ナレーションは前回から引き続き、バーチャルシンガーのヰ世界情緒氏(YouTube)が務める。

ヨカゼとは

ヨカゼ」とは、グラフィック、音楽、テキストの端々やゲームシステムというさまざまな要素が折り合わさり、思わず世界に浸ってしまうような、情緒のある体験を持つゲームをリリースするためのレーベル。

インディーゲームパブリッシャーのroom6と、個人ゲーム開発者のhako 生活氏がブランドマネージャーとなって立ち上げ、パブリッシャーの枠を超えた新しいインディーゲーム共同体として活動している。

今回の番組では、現在制作中のタイトルの新しいPVやプレイ映像を公開。既にリリースされているタイトルも合わせて11本の作品が紹介された。あらかじめ公開されていたラインナップにない、新たに「ヨカゼ」に加わったタイトルも紹介され、充実した内容となっていた。

以下は今回の「ヨカゼナイト」で紹介されたタイトルだ。

MINDHACK

本配信でヨカゼレーベルへの新加入が発表されたタイトル。

悪人の頭の中をお花畑に変えるビジュアルノベル。アドベンチャーパートで独特な世界観を味わいながら、さまざまなキャラクターと交流。タイピングパートでは、指定された単語を入力することで個性的な悪人たちの精神を書き換えていくことができる。

『MINDHACK』は、Steamで早期アクセスで配信中。

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Recolit

「明かり」をたよりに進んでいく、横スクロールのドット絵ナゾ解きアドベンチャー。不時着した宇宙船が辿りついたのは、闇に包まれ何も見えない中で人々が日常生活を送るふしぎな町。明かりの中で見えるものを利用して物語を進めていこう。

『Recolit』は、Steamで2023年前期リリース予定。

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ghostpia シーズンワン

夜と雪に閉ざされた幽霊が住む町に暮らす、少女たちの物語をたどるビジュアルノベルゲーム。以前の記憶があいまいな主人公小夜子として、さまざまな人々と関わり、友情とすこしだけの暴力が繰り広げられていく。全体の構成として2シーズンを予定しており、本作はその前編となる。

『ghostpia シーズンワン』は、Nintendo Switchで配信中。Steamは2023年夏リリース予定。

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アンリアルライフ

記憶を読み取って謎を解いていくアドベンチャーゲーム。記憶喪失の少女ハルは「さわったモノのキオクを読み取る力」を持っている。しゃべる信号機195と出会ったハルは、自分の記憶と取り戻すために、夜の街へと旅に出るのだった。

『アンリアルライフ』は、Nintendo SwitchSteamで配信中。

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果てのマキナ

目覚めると記憶を失っていた少女マキナは、幼なじみのカミキと共に忘れてしまった思い出を探しに旅に出る。投げた先にワープできる移動と攻撃を兼ねたブーメラン状の剣を手に、マップを探索していくメトロイドヴァニア作品。

『果てのマキナ』は、Nintendo Switchでのリリースに向けて鋭意制作中。

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幻影AP -空っぽの心臓-

少女みかげとなって、友人のスピカのために音楽のディスクを求めて探索するアドベンチャーゲーム。エリアを巡ってさまざまな仕掛けを解き、新たなディスクを手に入れよう。マルチクリエイター「はるまきごはん」氏(公式サイト)の世界を、ゲーム・音楽CD・ライブという3つの要素で表現した作品のひとつ。

『幻影AP -空っぽの心臓-』は、iOS・Androidで配信中。

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地下楼

本配信でヨカゼレーベルへの新加入が発表されたタイトル。

文明が崩壊し、多くの人々が地下避難施設「地下楼」に収容された世界。記憶を失った少年ヨカゼは、同じく記憶喪失のアンドロイドの少女シグモと出会い、自分たちが何者なのかを知るために旅に出る。やがてそれは世界の謎の中心へと繋がっていく。横スクロールの2Dアクションゲーム。

『地下楼』は、Nintendo Switch・Steamでのリリースに向けて鋭意制作中。

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狐ト蛙ノ旅 アダシノ島のコトロ鬼

狐の少女となり、蛙と共に不思議な島を探索する3Dアドベンチャーゲーム。1人と1匹が辿り着いたのは鳥居や屋台の提灯、ネオンの輝く看板に彩られた島。探索パートで島民と会話をしながら島の秘密を探し、鬼ごっこパートでは鬼から逃げなくてはならない。

『狐ト蛙ノ旅 アダシノ島のコトロ鬼』は、Nintendo Switch・Steamで2024年リリース予定。

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From_.

水に囲まれた世界「水の国」で、郵便屋として人々に手紙を届けることで「想い」を繋げていくアドベンチャーゲーム。ある日主人公が目覚めると"とんでもないもの"が目の前に居た。その日を境に日常が変わっていくのだった。

iOS・Android版から拡張されたSteam版では、新たに「大地の国」と「風の国」へと世界が広がっていく。

『From_.』は、Nintendo Switch・Steamで2024年リリース予定。

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World for Two

未曾有の災害により、絶滅の危機に瀕した世界を舞台にした2Dアドベンチャーゲーム。人類最後の生き残りである博士によって創造されたアンドロイドとして、この世界を救うため地上に生命を蘇らせようと行動していく。

『World for Two』は、iOS・Android・Nintendo SwitchSteamで配信中。

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OU

まるで本のページを無造作にめくったように、さまざまな姿を見せる不思議な世界を舞台としたアドベンチャーゲーム。記憶をなくした少年「OU」となり、自身の物語を追う旅に出よう。さまざまな存在と出会いながら、物語とその結末は変化していく。

『OU』は、Nintendo Switch・Steamで2023年リリース予定。

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世界に浸れるようなインディーゲームが集う

今回で2回目となる「ヨカゼナイト」だったが、レーベルを立ち上げる際に「世界に浸れるような体験を持つゲームが集って生まれた」と語られていたように、ショーケースというよりも「ヨカゼ」というレーベルを表す、まるで映像作品のような番組となっていたことが印象的だった。このスタイルは初回から変わることのない魅力的な特長だ。

まだまだ制作中でリリースの待ち遠しいタイトルも多いが、これからも「ヨカゼ」が送るインディーゲームに期待したい。

▲初回の「ヨカゼナイト」も、いま見ても楽しめる
基本情報 ヨカゼ
公式サイト yokazegames.com
公式X(旧Twitter) @yo_ka_ze

この記事で紹介されているゲーム

Recolit

アドベンチャー

インディー

カジュアル

2024年2月16日
日本語対応
¥1,650

MINDHACK

早期アクセス

アドベンチャー

インディー

2023年4月6日
日本語対応
¥1,500

ghostpia シーズンワン

アドベンチャー

2023年8月22日
日本語対応
¥2,300

OU

アドベンチャー

2023年8月31日
日本語対応
¥2,400

狐ト蛙ノ旅 アダシノ島のコトロ鬼

アドベンチャー

インディー

2025
日本語対応

World for Two

アドベンチャー

2021年7月16日
日本語対応
¥1,420

アンリアルライフ

インディー

アドベンチャー

2020年11月20日
日本語対応
¥2,050

From_.

インディー

アドベンチャー

2024
日本語対応
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発売日2025
ジャンル
アドベンチャー
インディー

カテゴリ
シングルプレイヤー
フルコントローラサポート
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狐ト蛙ノ旅 アダシノ島のコトロ鬼

「流れ着いたアダシノ島。闇に包まれるこの島で、狐と蛙が灯す光は、一体どこへ向かうのか——」 狐の少女となって探索する、鳥居や屋台の提灯、ネオンの看板に彩られた島。 その影に潜む不穏な気配は、もう、すぐそばに。

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ゲームについて

あらすじ

ある日、狐の少女と蛙は、闇夜の中にたくさんの灯が浮かぶ不思議な島に辿り着きました。
ふたりはこの島で迷子になりながら、家に帰る方法を探す旅に出ます。

鳥居や屋台の提灯、ネオンの看板に彩られた島。 その影に潜む不穏な気配——。

ゲーム紹介

『狐ト蛙ノ旅 アダシノ島のコトロ鬼』は、不思議な日本を舞台に描かれる探索型3Dアクションアドベンチャーゲームです。本作には、探索パートと鬼ごっこパートが存在します。


探索パートでは、島にいるさまざまな住民と会話し、「アダシノ島」の秘密を探します。また、祠を見つけて灯をつけることで、探索できるエリアを広げることが可能です。

一方、鬼ごっこパートでは、追いかけてくる鬼から逃げることになります。狐の少女は光を使って鬼を足止めできるので、うまく捕まらないように活路を開きましょう。光による足止めは回数制限があり、祠によって光を回復することができます。

このほかにも、狐の少女は光によって見えない道を見つけたり、街の人々の話を聞いたりすることができます。



光を集め、積み上げ、さらに妖しく輝くアダシノ島と無明の塔。
今宵は十五夜《じゅうごや》、夏の終わりのながい一夜のものがたり——。