グラップリングフックで頂上を目指せ!『GRAPPIN グラパン』

朝比奈 / Asahina

2023/03/31

2023/10/17

GRAPPIN グラパン』は、不思議な力を持った「グラップリングフック」を操って山頂を目指す、一人称視点のアクションアドベンチャーだ。

嵐の中をさまよい、迷い込んだ冬山のふもとの洞窟で不思議な「グリップ」を拾った主人公は、謎の声に導かれて山頂の祠へとそのグリップを戻しに向かうことになる。

▲目指す山頂ははるか遠く……

グラップリングフックで大自然を乗り越える

本作の目的は山頂を目指すことだが、その道のりは、ひとつずつエリアを攻略していくステージ制。それぞれのエリアは箱庭となっていて、プレイヤーはエリア内に隠された「ドクロ型の宝石」を一定数集めることで次のエリアへと進める形式となっている。

しかし、攻略するエリアは険しい山岳や、氷が溶けた湖、山の底を流れるマグマ地帯などロケーションもさまざまで、探索もひと筋縄ではいかない。そこで使うことになるのが「グラップリングフック」。グリップから伸びるロープの先端にはフックがついていて、離れた足場や、高い位置の足場に投げることで身体ごと引き寄せてのアクロバティックな移動ができるわけだ。

▲茶色いレンガのような部分にだけフックできる

このグラップリングフックを使ったアクションは、縦横に広がるエリアの移動には最適だが、宝石の隠し場所もそれを駆使しなければたどり着けないところに置かれていることが多い。そのため、「ここを進んだ先に宝石があるんじゃないか?」と想像を膨らませながら探索する面白さをプレイヤーに与えてくれている。

宝石はすべて集めなくとも次のエリアには進むことができるので、ゲームとしてのテンポを崩さないバランスとなっているが、一度進んでしまうと前のエリアに戻ることはできないため、完璧さや実績の獲得を求めるプレイヤーにとってはプレイ時間の大半を宝石探しに使うことになりそうだ。

▲マグマや水に落ちてしまってもペナルティはなく、少し手前に戻されるだけだ

なお、本作におけるコンテンツはこの「宝石を探す」ことだけなので、多くを求めてしまうと物足りなさもあるかもしれないが、それだけに集中してプレイできることもメリットだと感じている。

フックに失敗して落ちてしまったとしても、少し手前に戻されるだけでペナルティもないので、カジュアルに楽しめるアクションゲームとしておすすめできるタイトルだ。


基本情報 GRAPPIN グラパン
開発 Ahmin Hafidi, Benoit Malis
販売 Ahmin Hafidi
配信日 2023年3月24日 / 日本語有り
定価 1,500円(Steam

この記事で紹介されているゲーム

グラパン

アクション

2023年3月24日
日本語対応
¥1,500
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発売日2023年3月24日
ジャンル
アクション

カテゴリ
シングルプレイヤー
Steam実績
フルコントローラサポート
Steamクラウド
ファミリーシェアリング
ストアページリンク

グラパン

深い眠りから覚めた後、グラップリングフックとして使える遺物である「グリップ」を獲得する。 山に登ってグリップを頂上に戻し、グリップを取り巻く謎を解き明かす。 旅の準備はできているのか?



冒険の旅に出かけよう


冒険のスリルを体験し、クライミングのスキルを試せる一人称視点のアドベンチャーゲーム『GRAPPIN』。

未知の世界を探検しよう


目覚めた後、グラップルフックとなる遺物、グリップを発見する。グリップを山頂にあるグリップ祠に持ち帰ることになる。

新たな高みを目指せ


山頂を目指すには、山の奥深くにある溶岩の洞窟から、危険な尾根まで、多くの危険を克服し、自然の厳しさに直面する。
探索中に50以上の「宝石」を発見し、グリップと山にまつわる謎を解き明かす。

手に汗握る冒険が始まる。
旅の準備はできているのか?

ゲームの特徴


  • カラフルな世界観を探索せよ! クライミングとプラットフォーミングのスキルが試される。自然の厳しさに直面!
  • 山頂までの道のりに散らばる50以上の「宝石」を集めて、グリップにまつわる謎を解き明かす。
  • ブノワ・マリス氏が作曲した緑豊かなサウンドトラック。
  • 『GRAPPIN』は『Steam Deck』に完全対応しています。

GRAPPINデラックス エディション


約1時間のオリジナル楽曲を収録した公式サウンドトラックとゲーム本編をセットにした『デラックス エディション』は、単品で購入するよりもお得な価格で『GRAPPIN』を体験することができます。