『Outbound / アウトバウンド』は、自分だけのキャンピングカーを作って、自給自足で自由気ままにオープンワールドを旅するアドベンチャーゲームだ。オランダのゲーム開発スタジオ"Square Glade Games"が手掛ける。
同作について、2024年8月14日よりKickstarterにて開発資金を募るクラウドファンディングキャンペーンが実施されているが、好調な滑り出しを見せてから勢いをそのままにラストスパートに突入している。
自給自足のキャンピングカーで旅を楽しもう
本作の舞台となるのは、近未来の美しい景色と自然があふれるオープンワールド。プレイヤーはキャンピングカーを思うがままにアップグレードし、カスタマイズしながら、この世界を自由に旅をしていく。
「オフグリッド」と説明されているように、旅の足であり、家ともなるこのキャンピングカーは、太陽光・風力・水力といった自然エネルギーを利用した発電システムにより燃料に頼らず電力で走ることが可能。そして、広い車内に家具や作業台をクラフトして設置することで、どんどん便利になっていく。
もちろん、旅は自分のペースで構わない。いったん車を停めて、折りたたみ可能なモジュール式の建築システムをキャンピングカーの屋根の上に広げれば、そこでしばらくキャンプ生活を満喫することもできる。
想像以上に広いその足場では、居心地の良いテラスにして夕日を眺めながらコーヒーを楽しむこともできるし、お腹が空けばキッチンで食事を作り、温室と栽培システムを設置して食物を育ててもいい。可能性は無限に広がっているのだ。
そして、旅は1人で楽しんでも良いが、最大4人までの協力プレイでフレンドと一緒にオープンワールドに乗り出しても良い。みんなで一緒に見る景色もまた違ったものとなるだろう。
さまざまなバイオーム(環境毎の生物群系)によって構成された、まだ見ぬ壮大な風景や、秘密が眠る世界を探索していこう。
クラウドファンディングは2024年9月13日まで
冒頭でお伝えしたとおり、現在Kickstarterにて本作の開発資金を募るクラウドファンディングキャンペーンが実施中だ。開催期間は、2024年8月14日~2024年9月13日(日本時間)の1ヶ月間となる。
開発チームによれば、キャンペーン開始からわずか2時間で目標額の€30,000を達成。好調な滑り出しを見せた本プロジェクトは、終了まで残り1週間を切った本稿の執筆時点で約3,800人の支援者と、目標額を大きく上回る約€199,000(現在の為替レートで約3,200万円)に到達している。
Kickstarterには、当初の目標額を超えて資金が一定値に達する度に、製品の拡充や支援者への報酬(リワード)を追加していく「ストレッチゴール」と呼ばれるシステムがある。本作の場合は「ゲーム内コンテンツの追加」なのだが、既に最終目標の1つ手前に到達。現時点でのストレッチゴールの最終目標は€205,000なので、達成も目前といったところだろう。
本作を手掛ける"Square Glade Games"は、2022年にもクラウドファンディングを実施して目標額の約2倍の資金を集めている。そうして制作されたサバイバルRPG『Above Snakes』は、Steamのユーザーレビューにて1,273件中75%の好評を得ており、その信頼と本作の新たなコンセプトへの期待が上手く噛み合ったことが現在の状況に繋がっていそうだ。
クラウドファンディングの終了まで残りわずかだが、本作の開発を応援する形で協力したいという方は支援を検討してみてはいかがだろうか。支援額によって報酬(リワード)はさまざまだが、製品版のローンチ前に、アルファ版やベータ版などにいち早く触れる機会を得ることも可能だ。
『Outbound / アウトバウンド』は、日本語をサポートし、2026年1月のリリースに向けて鋭意開発中だ。なお、配信プラットフォームはSteam以外にコンソール版(Nintendo Switch, PlayStation, Xbox)も予定されているが、こちらはグローバル向けとなる可能性も留意しておこう。
基本情報 | Outbound / アウトバウンド |
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開発 | Square Glade Games |
販売 | Square Glade Games |
配信日 | 2026年1月 / 日本語有り |
定価 | 未定(Steam) |