2024年6月22日に東京のベルサール秋葉原にて、「TOKYO SANDBOX 2024」が開催された。本稿では、筆者が実際に試遊して気になったタイトルをご紹介していこう。
難易度が絶妙なアクションパズル
『No Border』は、ピクセルアートの愛らしいおじさんを操作する2Dアクションパズルゲームである。開発はSebDevが手掛ける。
本作に登場するのは、あごにヒゲをたくわえた2頭身のかわいいらしいおじさんだ。プレイヤーはおじさんを操作して、大小の四角形の境界や動くバーで仕切られたステージにある出口のドアまで進む。
操作自体はシンプルで、十字キーとジャンプ、L1&R1キーを主に使用する。序盤のステージでは押すボタンが表示されるので、自然と操作が覚えられるようなプレイヤーフレンドリーな設計になっている。
各ステージでは、触れると重力の方向が上下逆になるスイッチや、大きな四角形を有効にしたり無効にしたりするスイッチが設置してある。これらのスイッチをタイミングを見計らって触れながら、ゴールであるドアを目指そう。
筆者が試遊していてまず感じたのは、難易度設定が絶妙ということだ。操作自体はシンプルだが、ステージが進むにつれて少しずつ新要素が登場していく。筆者がプレイした限りでは急にとんでもなく難しくなるといった場面はなかった。また、ステージのデザインが多彩で、次はどんなステージだろうとワクワクしながらプレイした。
もし失敗したとしても操作自体がシンプルなので、「次はこうすればいいのでは?」とすぐアイデアが浮かぶ。クリアできたときの喜びと爽快感もたまらない! タイミングが合ってスーパープレイが決まったときには、思わず周りにいる人に「今のすごくないですか!?」と自慢したくなった。
開発者インタビュー「おじさんのモデルは実際のお友達」
本作を開発したSébastien Gaumin氏にお話を伺った。フランス出身のSébastien Gaumin氏は、現在日本で活動中。本作では、なんと音楽以外の全てをご自身が担当されている。
ゲームとの出会いは6歳のときで、誕生日にゲームボーイポケットをプレゼントしてもらったとのこと。ルーニー・テューンズというワーナー・ブラザースのアニメが原作の2Dアクションアドベンチャーゲーム『LOONEY TUNES : TWOUBLE』をプレイしていたそうだ。
本作の印象的なキャラであるおじさんだが、なんとSébastien Gaumin氏の実在するご友人がモデルとのこと! 実在する方がモデルのキャラクターと聞くと、ますます親近感がわいてくるものだ。
本作の発売は2024年内、プレイ時間は約1時間を予定。アクションパズルゲームが好きな方、かわいいおじさんキャラをプレイしてみたい方は今すぐウィッシュリストに登録しよう。
基本情報 | No Border |
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開発 | Sébastien Gaumin, François Brechet |
販売 | Sébastien Gaumin |
配信日 | 2024年予定 / 日本語対応予定 |
定価 | 未定(Steam) |