開発者がゲーム内アイテム名にリンゴ銘柄を募集中『リンカネーション・ジャーニー』

朝比奈 / Asahina

2024/06/22

2024/09/14

個人ゲーム開発スタジオ"MSBgamedev"ことまさぼ氏が、現在制作中のRPG『リンカネーション・ジャーニー - journey of reincarnation -』において、ゲーム内に登場させるアイテム名として「リンゴの銘柄(ブランド)」を募集している。

対象は実在するリンゴの銘柄(ブランド)となり、Xでポストされた募集内容には「リンゴを自家生産している農家」と書かれているが、商標の使用許諾を得るという前提において、正確にはその商標権者が対象となりそうだ。

なお、「報酬などは出ない」とのことなので無償での協力という形態に理解が必要だ。しかし、逆に言えば広告費も発生しない形となるため、その点においてメリットを感じられる方向けとなる。

最近では、2024年5月31日にリリースされた『8番のりば』においても、作中に登場する広告について実在の個人・法人を問わず、同様に無償提供/広告費無料で募集が行われたというケースもあるので、事例数は少ないながらも興味深い試みと言えそうだ。

転生して戦う2Dローグライク・オートバトルRPG

今回、そんなリンゴを登場させようとしている『リンカネーション・ジャーニー』は、ファミコンを彷彿とさせる8bitスタイルのレトロなアートワークと、ローグライク要素を持ったオートバトルを特徴とするRPGで、Steamにて2024年内リリースに向け鋭意開発中。

不慮の死を遂げた主人公が天界の慈悲を受け、転生してダンジョン攻略に挑むというストーリーで、行動パターンを設定する「宝珠」を組み合わせてオートバトルで戦っていくという、工夫が感じられるゲームシステムを備えた作品だ。

Steam:リンカネーション・ジャーニー - journey of reincarnation -
【転生ローグライクレトロRPG】 戦闘はフルオート! 自ら思考し、最善を尽くすキャラクター達を「宝珠」を集めサポート。転生を繰り返し、入る度に姿を変えるダンジョンの攻略をめざせ!

どのようなゲームとなっているか実際にプレイして確かめてみたければ、現在Steamにてデモ版が配信されているので気軽に体験してみよう。

そして、本稿をご覧になっている読者の中にインディーゲームに理解のあるリンゴ農家やその関係者がいらっしゃれば、コンタクトを取ってみてはいかがだろうか。


基本情報 リンカネーション・ジャーニー
開発 MSBgamadev
販売 MSBgamadev
配信日 2024年 / 日本語有り
定価 未定(Steam

この記事で紹介されているゲーム

8番のりば

インディー

アドベンチャー

シミュレーション

2024年5月31日
日本語対応
¥470

リンカネーション・ジャーニー - journey of reincarnation -

RPG

インディー

ストラテジー

2024
日本語対応